第8回お母さんに見つけてほしい初期むし歯
保育園・幼稚園での年1回の歯科検診だけで安心していませんか? 子どもの大切な歯がむし歯になってしまう前に気づくことができるよう、歯医者さんで定期検診を受け、保護者が毎日の仕上げみがきの時にお口の中をチェックする習慣をつけましょう。
初期むし歯とは
歯に穴は空いていませんが、歯の表面がむし歯菌により溶かされてツヤがなくなり、白く濁って見えたり、薄い茶色になった状態をいいます。削って治療する必要がある「むし歯」の一歩手前です。
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歯と歯ぐきの境目の初期むし歯
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奥歯のみぞの初期むし歯
歯の表面が白いものには「エナメル質形成不全」という先天性の白濁もありますので、歯医者さんでみてもらいましょう。(エナメル質形成不全には、薄い茶色でむし歯と間違えやすいものもあります。)
今日からチャレンジ!
お口のチェックポイント
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保護者が、子どものお口の中に興味を持ちましょう
お口の中には子どもの成長に関する情報がいっぱい
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チェックのときは、子どもに鏡を持たせましょう
子どもが、自分のお口に興味をもつきっかけづくり
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お口の中を見やすい姿勢で
膝の上にあおむけに寝かせましょう
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お口の奥までしっかり見ましょう
暗くて見にくいときはペンライトを使いましょう
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歯だけでなく、歯ぐきもチェック
プラーク(歯垢)や歯石の付着、歯ぐきの晴れはありませんか
初期むし歯は、歯みがき指導や生活習慣の改善、フッ化物の応用などで進行を抑制できることがあります。 小さな子どもの治療は難しいことが多いので、削る治療が必要になる前に歯医者さんと一緒に対処法を考えていきましょう。